親のすねをかじらせてくれるなら、感謝しつつ全力でかじろう!

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こんにちは。ヒサノアスカ(@AsukaHisano)です。

どうやら世間では、自分がやりたいことをやる時に親からの援助を受けるのは、親のすねをかじることになるからよくないという風潮があるらしいですね。「親に迷惑かける」からと。

そもそもですね、親から援助を受けるのと、親のすねをかじるって別ですよね?
あと、親のすねをかじるのって、本当にそんな悪い事なんですか?
親が「かじっていい」って言っていても?許可されてるのに迷惑かけてることになるの?
それってさ、理解のある親御さんを持つ相手に対するやっかみなんじゃないですか?

やりたい事をほぼ全面的に認めてくれて、更には応援しつづけてくれた最高の父親を持つ娘として、この世論に真正面から反論します。

ヒサノ家の簡単な事情

先述のとおり、父は一人娘のやりたがることはよっぽど危険な事でもない限りは肯定し、応援してくれました

親父様は長年自営業をしていたのですが、不景気に煽られて店をたたみ、そのあとは警備員バイトで細々と生活していました。
そのため直接的な金銭面でのサポートはほぼありませんでしたが、そんなのは些細な事です。

重要なのは、海外に行きたいという思いも創作活動も否定することはなく、むしろ「お前そんなことできるんか!すごいな!応援してるぞー!お父さんなんかしてやれることあるか?」と全力で応援してくれて、娘にやりたいことをやらせてやってる自分を誇りに思っていて、更さらは海外生活を楽しんだり商業出版したりした娘を周囲に自慢しまくる最高の父親です。

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ヒサノのすねかじり風景

では実際、どんなふうに応援されて、どんなふうにすねかじりを許されていたのか、簡単にまとめます。

アメリカ留学時

アメリカ留学を決めた際、親父様には「100万円は自分で稼げ。足りない分は出してやる」と言われました。
目標額を貯めて語学留学し、そのままアメリカの大学に留学したいと言った時は、銀行で学資ローン組めないかと色々がんばってくれたようですが「店が賃貸やからあかんかった。悪いけど今回は諦めてくれ」と国際電話越しに今にも泣きそうな声で謝られました。
だから大学進学を諦めることに不満はありませんでしたし、将来自分で稼いで進学しようとあっさり切り替えられました。

ワーホリ期~チェコ移住まで

アメリカ留学から帰った後は、「自分で稼いで好きなところに行け」と言われました。
ただし渡航費用を貯めるサポートの一環として、日本に滞在している間の生活費などなど、ヒサノにはほとんど払わせてもらえませんでした
口では「お前ちょっとは払わんかい」とか言うくせに、本当に出すと烈火のごとく怒るわ機嫌悪くするわな面倒くさい(と書いて可愛いと読む)人だったので、素直にすねをかじりました。親父様のしなびたすねは超おいしかったです。

そういえばオーストラリアワーホリ中、軍資金が足りないからと親父様に借金していたんですよね。
で、帰国後に「ここに振り込んで返済しろ」と通帳を渡されたので毎月次の海外渡航費用貯金とあわせて返済を続けたのですが、満額振り込みが終わったと通帳を見せて報告したところ「ようがんばったな。ほんじゃこれ、お前にやるわ」そのまま返されました
もうね、親父様男前すぎません?素敵ですよね?大好き!

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甘えてると思いますか?ええ、甘えてましたよ。それも全力で。
でも、甘えて何が悪いの?
だって、応援してくれてるんだもん。ぽん、と大金は出せないからと、その分自分ができる範囲で娘が好きなことをするためにお金を貯める協力をしてくれるんです。

そんな親父様に「親父様ありがとう、大好き!また楽しんでくるね!」以外、何を言えと?

もちろん、うちの親父様が特別だってのは知ってます。出会う人出会う人に親父様自慢をして、そのたびに感心されますし親父様が褒められますから。だから余計自慢しちゃうんですよねー。いやー困った困った(満面の笑み)
そして行った先で全力で楽しんだ結果の写真をエアメールで送って、親父様が家に飾る写真を増やす手伝いをする。
それこそが最高の恩返しだわかっていたから、その方法で恩返しました。
で、帰るたびに増えてる写真立て見て「まーた飾ってるー」とか言いながら「こんときはあーでこーで」と話してと、親子で幸せ時間を増やしてました。

すねをかじっていい場合といけない場合

まあね、完全な引きこもりニートで、将来的に自分で自分の食い扶持を稼ぐつもりもなくぐーたらしてるなら、ヒサノだって「親に甘えんなよ」と言います。
でもやりたいことがある、将来のための勉強をしたい、もしくは病気や疲れでゆっくりしたい時。
いずれちゃんと独り立ちすることが前提なのなら、「いいよ」と言われている間は甘えていいと思います。

この短い「いいよ」には、「あなたを信じてる」「あなたを応援している」という感情が少なからず含まれているはずです。
だから甘えさせてくれる間はきちんと感謝を表しつつ甘えればいいんです。
どうせいずれ甘えたくても甘えられなくなるんですから。

甘えさせてくれるなら、甘えた方が親だって嬉しいでしょう。
もちろん「自分の力で何とかするよ」と言えるのならば、それはそれで「頼もしくなった」「育ったなあ」と喜んでくれるはず。

もしも甘えさせてくれる親に対して「悪いな」とか「申し訳ない」とか思うのであれば、一日でも早く独り立ちできるように努力したり、自分のために使ってくれたお金を将来何らかの形で返せばいいだけです。
だから素直に感謝して、親の愛情を受け取りましょうよ。

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感謝しつつすねをかじろう。

冒頭でも書いたように、世間では親のすねをかじることはよろしくない事だと思われているようです。
中でも親に留学費用や海外渡航費用を出してもらうのは言語道断という雰囲気もあるらしく、SNSなどで留学生活をアップしてると「親御さん太っ腹ー」とか「お金持ちなんですね!」とか言われるようです。
そのせいで「親のお金で留学するのって悪いことなの……?」と罪悪感を持たされる人もいるようですが、断言します。

罪悪感を持つ方が、もっとご両親に悪いです。

だって親がお金を出してくれたということは、自分の子どもがする事を認めて、信じて、応援してくれているという何よりの証拠です。
なのに「お金を出してもらってごめんなさい」とか言われたら「え?」ってなりません?
「認めてくれて、信じてくれて、応援してくれてごめんなさい」って、なんかおかしいですよね?
そこは「ありがとう、がんばります!」ですよね?

もちろんせっかくお金を出してくれたのに本当に遊び惚けて退学になったとか、甘い話に乗って全額失ったとか、せっかくのキャリアを棒に振るような真似をしたのなら土下座して謝るべき切腹案件ですが、ちゃんと学業を修めてやりたいことを達成して、自分の道をしっかり歩んでいるのであれば、その姿を見せて「ありがとう。お父さんとお母さんのおかげです」と感謝すればいいんです。
それで親は満足するでしょうし、子供に望む道を進ませてやれた自分を誇りにも思うはずです。

証拠が必要ですか?
ではご両親に聞いてみてください。きっと似たようなことを言ってくれるでしょう。
ヒサノの場合はどうだったかって?
羞恥心で首絞めてやりたくなるレベルで娘自慢して歩く親父様の存在がなによりの証拠です。文句があるってんなら言い値の10倍で喧嘩買いますよ?

もし今度また他人から「親のすねかじってる」とか言われたら、いっそ「ええ、そうですよ。親のすねおいしいです。だって両親に応援されてる証拠ですから。幸せですよ。羨ましいですか?」と開き直っちゃうのはいかがでしょう?
だって事実ですし、あなたが理解のあるご両親に恵まれていることのなによりの証拠なんです。

素直に感謝して、そして親を自慢すればいいんです。
素晴らしい親を持てたことを誇りに思いましょう。

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