【2022年版】チェコで1年暮らすのに必要な生活費

こんにちは。ヒサノアスカ(@AsukaHisano)です。

チェコといえば、EU諸国の中では比較的物価や生活費が安い国と言われています。
実際、10年以上チェコに住んでいる私もそう思っているのですが、インフレやら光熱費高騰の影響はしっかり受けているわけです。

2018年に、5年ぐらいのチェコ生活を参考に書いた記事があったのですが、社会情勢の変更によりまったく参考にならなくなってきているため、今回改めて算出してみました。
どなたかの参考になりましたら幸いです!

この記事はプラハにてフラットシェアで一人暮らしをしている筆者の体験ベースの記事です。
実際に必要な予算については、住む地域や家族構成、食事週間などで大きく異なりますので、あくまで参考程度に見てください。

住宅費

まずひとつお伝えしたいのは、他の地域はともかく、プラハはヨーロッパでも地価がトップクラスで高い街です。
そのため、家賃も物価と比べると驚くほど高いと言われている、ということを覚えておいてください。

さて、プラハでフラットシェアの個室に住む場合、基本的に毎月の家賃は光熱費ネット込みで10,000CZK(≒6万円)~が相場です。
ただし「光熱費込み」の部分に要注意。
これは日本の税金と似ていて、「過去の光熱費は年間これぐらいだったから、今年はこれぐらいだろう」という概算ベースに12ヶ月で割って出しているため、実際の年間の光熱費がそれを大幅に上回っていた場合は後日追加で請求される可能性が大です
実際、2022年の光熱費高騰問題により、えげつない額の追加請求を受けて悲鳴を上げた人は少なくありません

とはいえこれは本当にピンキリで、チェコ語で問題なく意思疎通ができるか、街の中心部に住みたいか、郊外でも問題がないかで各段に値段が変わります。
たとえばチェコ語で問題なくやり取りができて郊外でも問題がないのであれば、運が良ければ7000CZKぐらいのお部屋が見つかる可能性もゼロではありません。
逆にチェコ語ができず、またプラハの便利な地域に住みたいと思うのであれば、最低でも10,000CZKと考えておくのがいいでしょう。

もちろん「完全に一人暮らしがしたい」「ガチでプラハのど真ん中に住みたい」「きれいな部屋に住みたい」「広い部屋がいい」と、上を見るなら家賃は当然青天井。
中心地に近い地域で完全一人暮らしを目指す場合、ワンルームでは14,000CZK(≒84,000円)~が目安になるかと思います。
ご自身の懐事情や職場・学校へのアクセスなどとよく相談して選ぶようにしましょう。

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学生寮

大学や音楽学校への正規留学、語学学校への留学の場合、学校が寮を提供していることがあります。
現在の実際の寮費はちょっと不明ですが、2019年頃の情報では個室の場合600EURで1.5か月、ルームシェア(2人部屋)だと90日間滞在できるため、びっくりするほど滞在費を抑えられます。

ただし、この学生寮、実は大きな問題がいくつか存在しまして、その一例を以下に挙げます。

  • 部屋が昭和のビジネスホテルレベルの可能性
  • シェアキッチンがちゃんと機能しない可能性
  • 周辺の部屋に住む学生たちがとんでもない可能性
  • 立地がプラハの外れのものが多く、自分の通う学校・キャンパスからめちゃくちゃ離れている可能性

ヒサノがチェコ1年目で入った寮は、学校まで約40分、シェアキッチンはなかったもののリノベ後だったため綺麗な部屋でしたが、何年か前からUJOP(カレル大学付属語学研究所)に通う学生には基本的にHostivařの寮が割り当てられるようになっていたようです。
このHostivař、メトロA線の南端という本当に何もない地域で、かつUJOPキャンパスがあるNárodní třída周辺まで交通機関を乗り継いで約1時間かかります。

なので学生寮に住む場合、駅から交通機関使って20~30分の距離にある、周囲に住む人たちがめちゃくちゃうるさいかもしれない築ウン十年の6畳一間のアパートに住むぐらいの覚悟が必要です。
実際、この寮に入ったために理想と現実に差がありすぎたため、初日から心が折れて泣きぬれて過ごしていた、という人の話を聞いたこともあります。

日本では考えられなくても、外国では「安かろう悪かろう」が当たり前。
ビザ取得&正式な住居を見つけるまでの仮宿であれば学生寮は使えるかもしれませんが、期待レベルは底辺に落としておくことを心からおすすめします。

食費

まずお伝えしたいのですが、一般的な人と比べてヒサノのエンゲル係数はヤバいぐらい低いです。
何しろ外食するとメインを食べきれないので1/3~半分はお持ち帰りするのがデフォで、かつ引きこもりなため自炊がメインで外食も月数回程度だからです。

ただ、これまで安すぎてネタだったパンやパスタを含む小麦製品の価格が1.5~2.5倍に上がっているこの状況では、いくらヒサノが小食でも自然と食費は上がってしまいます。
そのため、比較的最近まで食費予算は月2000CZK(≒12,000円)としていましたが、とうとう月3000CZK(≒18,000円)上方修正する羽目になりました。

また、外食費も価格が底上げされており、かつては1食150CZK(≒750円)で食事+飲み物ができていましたが、今は食事だけで200CZK、飲み物を加えると+50CZKを見込まなければならないので合計250CZK(≒1500円)。
しかもこれはけっこう安めのお店なので、いいお店に行けば簡単に300~400CZKかかってきます。

これを踏まえて、きちんとした量の食事が摂れて自炊メインであれば5000CZK(≒3万円)、食欲旺盛で週に数回外食するのであれば7000CZK(≒42,000円)ほど見ておくといいかと思います。

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交通費

共産主義や社会主義の利点として、公共交通機関や健康保険、学校関係などの福祉が充実するという面があります。
チェコもその恩恵をしっかりと受けているため、交通費はとても安いです。

たとえばプラハの場合、年間定期は1日10CZK換算の3650CZK(≒22,000円)
日本だと1か月定期と大して変わらん金額です。
ちなみに記名式定期は短い期間だと1か月が550CZK(≒3300円)で3ヶ月が1480CZK(≒8880円)、無記名の場合だと倍額近くなるのであまりおすすめはできません……

学校や職場、遊びに行く場所も完全徒歩圏内で常に歩き回る、または逆に常に車移動、というのでなければ、とりあえず買って持ち歩いておいていいんじゃね?と言いたくなるレベルのお値段です。

ちなみに一部路線(40番台)やケーブルカーなど対象外のものもあるので、有効範囲の把握はお忘れなく!

通信費

実はチェコは通信費が他のEU諸国と比べて割高、というかぶっちゃけトップクラスにお高い国です。
しかも古い建物が多いため通信インフラが特に優れているわけでもないため、光通信がデフォな日本人には信じられない状況でしょう……

携帯電話

ヒサノの場合、めったに電話を使わず、基本自宅にいるためデータ通信がほぼ不要なことから、プリペイドSIMを使用しています。
使っているのはO2で、有効期限6か月の最低課金額が300CZK(≒1800円)。本当に電話もSMSも大して使わないので、期限前に追加課金した記憶は、この10年でたぶん片手にもなっていません。

とはいえ、大抵の方はデータ通信がデフォですよね。
さらっと調べてみたところ、Vodafoneならデータ通信料無制限、通信速度2Mbpsの5Gで約600CZK(≒3600円)のようです。
外出中の連絡手段としてだけであれば、通信料を最低限(月1GB)に落としたものもあり、それだと月約300CZK(≒1800円)。

もちろん通信会社以外のSIMもあり、お値段も様々なので、よく電話・SMSする相手との兼ね合いも考慮した上で通信会社をお選びください。

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インターネット

先述のように、チェコのインターネット環境はあんまりよくありません
一応各建物まで光ケーブルは引かれているっぽいのですが、古い建物だと配線も古いままなことが多いため、ケーブルテレビや光ケーブルが入ってない事象が多々発生。
実際ヒサノが住んでいる1894年に建てられたアパートメントは配線板以降が電話線なので20Mbps以上は望めない環境
なので一番安いプランを使っているのですが、それが現在月額550CZK(≒3300円)
ただこの価格が必要になるのは、家賃にインターネットが含まれていない場合で、かつ一人暮らしで割り勘にできない場合。
ヒサノの場合は今住んでる3LDKの筆頭契約主であり、元々は含まれていたインターネット代がコロナのあおりを受けて住んでる人の責任となったためいろいろ調べて契約し、毎月支払っているわけです。
まあ、実際には住人の頭数で割り勘してるので、全額払ってるわけではありませんのでご安心を。

チェコ(プラハ)での毎月・1年のざっくり生活費

ということで、上記をまとめますとだいたいこんな感じになります。

1か月
  • 家賃:10,000CZK(≒6万円)
  • 食費:5000~7000CZK(≒3万~42,000円)
  • 交通費:550CZK(≒3300円)
  • 通信費:600+550=1150CZK(≒6900円)

⇒合計16,700~18,700CZK(≒10万~11万2000円)

上記を参考に、家賃をWifi込み、食費を最低限に、携帯はプリペイドと過程した場合年間予算は184,250CZK≒110万5500円
つまり、プラハで1年暮らしたければ真面目に100万円は必要になりそうな目算です。
……いやあ、高くなったなあ……2021年まではギリ月7万円でいけてたのに信じられん……

ちなみに社会・健康保険については人それぞれなので入れていませんが、個人事業主の場合、2022年の最低額が毎月約5500CZK(≒33,000円)。
正規雇用の場合は天引きされているので気にしなくていいですし、学生などであればpVZPの旅行保険を利用しているでしょう。

もちろんこの料金も家賃が低くてネット込みのところに住んだり、ヒサノみたく自炊メインで外食をせず、またデータ通信なしのプリペイドSIMで生活すればもう少し低くできるかもしれません。

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おまけ:1円の威力を思い知った。

この記事を書くきっかけとなったのが、2018年に前の記事を書いた時から変えてなかった毎月の食費がここ数か月足りないことが多かったことで来年に向けた毎月の予算を見直したこと、あとコロナの影響で一度落ちた家賃レベルがコロナ前と同様、もしくはそれ以上になっていたため、「当時の記事を参考に予算見ちゃってる人がいたらダメかも」という思い付きでした。

が、正直こんな衝撃の結果になるとは本当思っていなかったんです。
チェココルナの数字だけ見てると「まあ増えたとは言ってもこんなもんだよね」って思ってたんですが、電卓叩いてチェココルナで合計金額出して、×6した時の衝撃……1円の差ってこんなにも大きいのか……

いやまさか10万の大台乗るとは思ってなかったんだ、まじで。

ただ、このえげつない数字は今の円安が主な理由ではあるので、今後為替レートが落ち着いてくればここまで心臓に悪い数字にはならないし、月予算20,000CZK未満ってちゃんと仕事してるなら普通に賄えるはずです。実際その予算感でずっと生活してきてるし。

たしかにワーホリや学生をしようと思ってる人にはちょっと衝撃かもですが、現地で仕事をしようとする人にはまだ普通な数字でもあるので、みなさんあまりビビらずこれからもチェコに来てください!(笑)

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