こんにちは。ヒサノアスカ(@AsukaHisano)です。
2018年の頭から春にかけて、日本で3週間、フロリダで5週間バケーションを満喫してきました!
どちらのバケーションでも、支払いはすべて楽天ポイントを目当てに 楽天カード
を使ったのですが、日本滞在の費用だけならともかく、フロリダの滞在費用が(主にテーマパーク周辺で)膨大なため、日本の銀行口座残高では到底カバーしきれない事が判明……
だからといって、長年の夢だったフロリダバケーションをキャンセルするわけにはいきません。
そこで足りなくなる分の資金はチェコで稼いだお金を、 Wiseを使って日本の口座に送金することにしました!
日本から外国に Wiseを使って海外送金する方法はちょこちょこ見かけたのですが、海外在住者が外国の自分の口座から日本の自分の口座への海外送金するというケースはあまり見かけない気がしましたので、今回備忘録として記事に残しておこうと思います。
サービス名がTransferWiseからWiseに変わっていたり、UIが新しくなったりしていますが、手続き手順自体は同じようです。
ただ、念のため、最新の情報については実際のサイトをご確認ください。
TransferWiseを使ってみた実録。
ただし日本語版でも記入内容や表示される内容に変更等はありませんので、 Wiseを日本語版で使用する際にもこの記事の内容は十分参考にしていただけると思います。
Wiseのサイトで実際の送金・受取額を確認してみる
というわけで、まずは Wiseのサイトで実際に送りたい金額、もしくは受け取りたい金額を確認してみましょう。
この時点で送金に関するすべての手数料や適用される為替レート、送金方法などが確認できます。
確認方法は以下の2通りです。
- 送りたい金額が決まっている場合
You Send欄に金額を入力⇒Recipient will get exactly欄に実際に振り込まれる金額が表示される - 受け取り金額が決まっている場合
Recipient will get exactly欄に金額を入力⇒You Send欄に手数料を含んだ実際の振り込み金額が表示される
どちらの確認方法でも、送金元通貨に対応した振り込み方法とそれぞれの手数料が表示されます。
チェココルナから送金する場合は以下の振り込み方法から選択できます。
- クレジットカード:即時入金&カード利用手数料
- デビットカード:即時入金&カード利用手数料
- 銀行振込:振込手続き必須&銀行の振り込み手数料
ヒサノのチェコで使っているAirbankは国内送金の手数料が無料なため、今回は銀行振り込みを選びました。
最終的な振込金額・受取金額を確認した上で問題がなければ、Get Startedをクリックします。
アカウント作成から送金まで
アカウントの作成は、次の3つの方法から選択することができます。
- メールアドレスを登録する
- Google Accountと紐づける
- Facebook Accountと紐づける
手間がかからないのは2.と3.ですが、セキュリティとかGoogleやFBに色々預けたくないという人は1.のメールアドレスで登録しましょう。
いちいちパスワードとか考えるのが面倒くさいという人はGoogle AccountやFB Accountでの登録でも問題ありません。
送金額・受取額をもう一度確認する
アカウントが作成できると画面が変わって、Wiseのトップページで入力した送金額・受取額・送金方法などが表示されます。
ちなみに今回、初回送金時に手数料が割引になるリンクを踏んでアカウント登録したため、手数料が若干(101.77 czk)お安くなりました!。やったね!
送金・受取金額と手数料を確認した上で、問題がなければ次へ進みます。
送金の目的を選択
アカウント作成の時点で「Personal(個人での利用)」か「Business(ビジネスでの利用)」か尋ねられていた気がしないでもないですが、ここでアカウントの種類を確定します。
今回は当然個人での利用なので、「Personal」を選択しました。
個人情報を登録する
氏名、生年月日、電話番号、住所を、すべて半角英数字で入力します。
日本の住所であってもローマ字入力なのでご注意ください。
特に氏名と生年月日は本人確認が終わると変更不可になるため、絶対に入力ミスがないようにしっかり確認しましょう。
間違えるはずないと思いがちですが、手癖で入力していると変なスペルミス(hisnaoとか)やらかしますよ!
送り先の種類を選択
次に送金先を選択します。
送金先として選べるのは、自分自身の口座、他の人の口座、もしくは法人口座やチャリティー口座の3種類です。
今回は自分自身の口座に送金なので、「Myself」を選択します。(FBで登録したので写真が出ています……)
送金先口座情報を登録する
送金先の口座情報登録での最大の注意点は、送り先が日本の口座の場合、口座名義は日本語で入力するという点です。
日本の銀行口座名義は大抵全角カタカナなので、ここでも全角カタカナで入力しましょう。
基本的には振込先情報をコピペすればOKです。
銀行名と支店名についてはそれぞれ銀行コード・支店コードを入力しましょう。
銀行の中には正式名称が複雑なところ(U銀行・S銀行など)もあるので打ち間違いが怖いです。
銀行コード・支店コードであれば、数字を入力すれば自動的に補完されるので入力ミスを防げます。
銀行コード・支店コードは通帳や銀行のサイト、ネットバンクの口座情報などに記載があるはずなので、確認してください。
自分以外の口座に振り込む場合でも、ネットで「銀行名 銀行コード」と検索すれば出てきます。
最後に口座種別を普通・貯蓄・当座から選択し、口座番号を入力して終了です。
本人確認を行う
さて、本人確認ですが、多分ここが他の方々の記事と一番異なる点だと思います。
一般的にはマイナンバーを確認できる書類を提出とありますが、多分ヒサノが外貨を日本に送金しようとしているから、もしくは海外の住所で登録しているためか、マイナンバーは不要でした。
今回は氏名と誕生日(モザイク部分です)がわかる書類を提出してくださいと出てきました。
というわけで、素直に「Start ID check」をクリックします。
「次のページで必要だから身分証明書を準備してください」とあるので、準備して「Start ID verification」をクリックします。
発行国を日本に変更し、唯一の選択肢であるパスポートをクリックします。
ここでどんなふうに身分証明書を提出するか選択します。
PCやスマホのカメラで撮る場合は上の「Take image with webcam or phone camera」を選択、すでにPCやスマホにパスポートの画像を保存している場合は下の「Upload existing copy from your device」を選択します。
この後うっかりキャプチャーし忘れたため画像がないのですが、パスポートの顔写真のあるページのスキャン画像をアップロードする画面が表示されるので、ファイルを選択してアップロードしてください。
アップロードすると「認証できる画像かどうか」をシステムが判別し、問題がなければ次の画面に移ります。
多分ですが、画像が小さかったり文字が鮮明でない場合は、もっと鮮明な画像をアップしてくださいとか出てくるのかな?と思います。
アップロードした画像に問題がなければ「身分証明書を受け取りました」と表示されます。
また注意点として、以下のようなメッセージが出てきます。
- 本人確認には2-3日かかり、本人確認が完了次第メールにてご連絡します。
- このまま送金手続きを続けることができますが、(受取人)がお金を受け取ることができるのは、あなた(送金者)の本人確認が完了してからです。
ちなみにヒサノの場合、ファイルをアップロードした数分後には「本人確認が完了しました」のメールが届きました。
とは言っても、場合によっては本当に数日かかる可能性もあるので、実際の振り込み等が先の場合でも早めに Wiseのアカウント作成だけはしておいた方がいいかもしれません。
(他のブログ記事によると、郵送による住所確認があったりするようなので、本当に数週間の余裕をもって手続きしておいた方がいいです)
そして最後に送金目的を選択します。(一番下ですね)
今回はカードの支払いのためなので、Billを選択しました。
送金の詳細確認
ここで実際の振込額、受取金額、送金先の情報が表示されます。
金額、振込先の名義、銀行、支店、口座種別、口座番号など全部の項目について間違いないかきちんと確認しましょう。
全部問題がなければ「Confirm and continue」をクリックします。
振り込み方法を最終確認
何回選択させたら気がすむんだと思わなくもないですが、ここで最後の振込方法確認。
クレジット支払い>デビット支払い>銀行振り込みの順番で手数料が安くなります。
銀行振り込みだと Wise側の手数料はかかりません。
先述のとおり、ヒサノが使っているAirbankはチェコ国内の送金手数料が無料なので最低限の手数料だけで国際送金ができちゃいます。
というわけで、銀行振り込みをぽちっとしました。
そうすると実際の振込金額とチェコでの振込先情報が表示されるので、この情報を元に自分の銀行口座から振り込み手続きを行います。
その場で送金した場合はI’ve sent the money to Wiseをクリックすれば手続き完了。
もし何らかの事情で後から振り込みたい場合はI’ll do it laterをクリックします。
万が一送金そのものをキャンセルしたい場合はCancel this transferをクリックすればOKです。
ちなみに、パートナーとの共同口座(Joint account)から振り込む場合は、登録者と口座の名義が異なる可能性があるため、I’m sending the money from my joint accountをチェックして、実際の口座の名義を登録してください。
これを忘れると Wise側で入金確認ができないため、後から面倒くさいことになりかねないのでご注意ください。
送金が完了した後の手続き
さて、ネットバンキングなりモバイルバンキングなり窓口での手続きなりで送金が終わったらI’ve sent the money to Wiseをクリックすると、以下の画面が表示されます。
上から順番にざっくりと内容を説明すると、
- あなたからの〇〇czkの入金を待ってます。
入金が確認できたらメールでご連絡します。確認には1~2日かかることがあります。 - 〇〇czkは日本円に両替されます。
両替レートは1CZK=〇〇円なので、受領者は〇〇円を受け取ります。着金予定日は〇月〇日です。
ちなみにこの内容は後からでも Wiseのマイアカウントから確認できます。
これをクリックすると詳細表示。
Wiseから振り込み確認メールが届く
振り込みをした翌日の朝には「振り込みが確認できました」のメールが届いてました。
Track your transferをクリックすると Wiseのマイアカウントに移動し、「両替完了!」の文字とともに、両替のレートと日本の口座に入金される金額が表示されます。
というわけで、あとは入力した口座情報にミスがなかったことを祈って送金完了を待ちましょう。
日本の銀行から入金メールが届く
で、更に翌朝、起きたらすでに「入金がありました」のメールが届いてました!早いな!?
うっかり口座名義とかのミスで入金まで数日かかったらどうしようかと心配して早めに行動していたわけですが、全く問題なく全工程が完了です。
実際にWiseを使ってみた感想
操作性などは予想通りでしたが、書類確認や着金・送金の連絡等は予想以上に迅速に行われていい意味で期待を裏切られた感満載です!
うん、これすごいわ。
何しろ、登録手続き自体は前倒しでやっていたとはいえ、 Wiseの登録から送金完了までは実質3日。
しかもその間、常に「現在どういう状況です」というのがきちんと見えていたので、銀行からの送金と違って安心できました。
(銀行の送金だと、間にいくつか別の銀行はさんだりすることもあるため、日数がかかるわ今どこでどんな処理されているのかが見えず、入金確認が取れるまでは本当にちゃんと送金できてるのかとてつもなく不安になるのです)
手数料については送金金額によって増減するのですが、ぶっちゃけチェココルナなんてマイナー通貨を日本円に銀行で国際送金とかすると、為替手数料や中間マージンぶんどられまくりで着金金額が大幅に目減りするので(日本からのユーロ⇒チェココルナ送金で着金金額が足りなかった経験あり)、送金時点でいくら支払えばいくら入金されるというのが事前に確定されているのもありがたい。
ちなみに欧米在住者であれば Wiseには国際送金以外にもボーダレス口座も使えるのですが、このサービスを利用するためにチェコの住所登録したところ(タイミングよく永住許可許可の書類が使えました!)、1日で住所確認できましたメールが届きました。
多分ですが、アップロードした書類は自動的に文字認証して確認するから作業効率がいいんだろうなあ。
というわけで、もし移住先から日本にお金を送りたいのであれば、 Wiseは超おすすめです!