こんにちは。ヒサノアスカ(@AsukaHisano)です。
基本インドア派で運動とかまぢむり系なのですが、唯一心から楽しめるスポーツが水泳&スキューバダイビング。
陸上でどんなにヘロヘロになっていても、水に浸かるだけでリフレッシュできてしまう体質なため、「前世は絶対に水生生物。たぶん半魚人かタツノオトシゴ」との確信を強める日々です。
私の前世話はさておいて、日本でも海外でも旅行先でダイビングをする場合、大抵の人は機材を丸っとレンタルしているのではないでしょうか?
日本国内であれば日本人サイズの機材が普通に揃っているため苦労はないでしょう。
海外でも日本人の平均サイズ以上であれば、そこそこ問題はありません。
でも身長150センチちょい、靴のサイズも23.5の欧米ではちびっこサイズの場合、ぴったりサイズの機材を見つけるのにけっこう苦労します。
更には借りたフィンが合わなくて足首を痛めかけるとか、せっかくのレジャーが台無しですよね……
そんなわけで、今回は特に海外でもダイビングをしたい旅ダイバーが所持しておいた方がいい機材を紹介します!
旅ダイバーが持っておくべき軽機材たち
ダイビングで言うところの軽機材は、マスク・スノーケル・フィン・ブーツ・手袋です。
この中で絶対に持っておくべきなのは以下の2つ
- マスク
- フィン
逆にあった方がいいけど必須でもないのは次の3つ。
- スノーケル
- ブーツ
- 手袋
最後に長くダイビングを続けるつもりなら持っているべきもの。
- ダイビングコンピューター(ダイコン)
それぞれの機材について、どうしてあった方がいいのか・なくてもいいのかを個人的な意見どっさり目で説明します。
絶対に持っておくべき軽機材:マスク・フィン
マスク
マスクの必要性についてよく言われるのが、顔のサイズ問題とシリコン部分が自分のマスクだと自分の顔の形にフィットするため水が入りにくくなるから、ですね。
これ、多分日本でのみダイビングor海外の日本人経営ダイビングショップでダイブするならあんまり問題ないですが、もし海外の地元経営ダイビングショップだと顔のサイズ問題は普通に起きると思う。
また目が悪い方でコンタクトNGな場合、自分の度数に合わせたレンズを入れることもできるので必須になります。
私はライセンスを取ったダイビングショップで強烈にオススメされた&めっちゃ好みの色があったのでTUSAのものを購入しました。
「マスク買ったらマスクバンドカバーおまけしますよ!」って言われたのも買うことを決めた理由だった気がします……(笑)
フィン
旅ダイバーとしては荷物は極力減らしたいし重たいものは持ち運びたくないものです。
でも悪いことは言いません。自分に合ったフィンを使うようにしましょう。
2016年にクロアチアでダイビングしてきたんですが、その時にレンタルしたフィンがとにかく合わなくて。
3日ダイブしましたが、まず1日目のダイブ2本目の途中から足首が痛み始めました。
大きさのせいかな?と思って翌日からは一番小さいのを借りたため若干マシにはなったものの、やっぱりフィンのタイプと私の足の動かし方や筋力があっていなかったらしく、思うように足を動かせないし、キックしても期待どおりに進まない。
リラックスするためにダイビングしてるのに、変なところでフラストレーションがたまって精神的に疲れてしまいました……
この経験を教訓に、フロリダ旅行直前の日本滞在でフィンを買ったんですが……もうね、控えめに言って超最高。
フィンについてはきちんと自分に合ったものを買いたかったので、通販とかでなく梅田のmic21で店員さん(多分正井さん)と相談して決めました。
どんなフィンがあってそれぞれどういう特徴なのかを丁寧に説明してくれた上でこちらの予算を確認し、一番いいものを選んでいただき大満足。
満足が過ぎて色々追加で買ってしまいました(笑)
ちなみに買ったフィンは↓のものです。
あった方がいいけど必須でもない軽機材:スノーケル・ブーツ・手袋
スノーケル
あった方がいいけどなくても大丈夫な機材その1はスノーケルですが、もし浜辺でスノーケリングも楽しみたいのなら必須ですね。
めちゃくちゃ個人的な感覚ですが、泳いで遊ぶ=淡水(プールとか湖)、海=ボートダイブな人なので、海水浴とか浜辺でのスノーケリングが選択肢にほぼないんですよね……
そんなわけで結構長い間スノーケル不要説を支持していたんですが、これまたクロアチアダイビングの際に波の荒い日がありまして、ボートからインした直後からレギュレーター頼りになってしまった経験から「やっぱりスノーケルはあった方がいいかも」と転向しました。
こちらもmic21で色々見せてもらったのですが、最終的に水が入ってきにくいというTUSAのスノーケルを購入しました。
ブーツ
ダイビングセンターとドックの位置関係やサービス内容にもよりますが、どんな場所をどんな状態で歩くのかわからない限りは、けが防止のためにも持っていて損はない。
あと、水の中で足を冷しすぎないためにも、やっぱりブーツはあった方がいいと思います。
というのも、ダイビングセンターによってはブーツは貸出ししてなかったりするんですよね。
実際、ダイビングセンターからボートまでに岩場があり、ブーツがないと足の裏が怖い感じだったとか、ドックはちゃんと舗装されているけど、ボートからセンターまでそこそこの距離を歩かなければならないとかあったので。
手袋
リーフダイブメインでほぼ何にも手を触れない系のダイブスタイルであれば、手袋はなくてもOKです。
ですがダイビングに慣れてなくて、姿勢を保つために何かを掴む必要があったり、洞窟や岩場、あと沈船なんかが好き、もしくは海の生き物に触ってみたい系の人は持っていた方がいいです。
特に海外ではそもそも手袋使ってる人が少ないし、ダイビングセンターでもレンタルされない率が高いため、万が一のケガを予防するために買いました。
個人的に、手袋はダイビング機材の中で一番汚れやすくて破れたりするもの=消耗品という認識です。
実際、mic21の店員さんに「手袋もいいの買った方がいいですか?それとも消耗品として割り切って安いの買った方がいいですか?」と実に答えづらい質問をして、概ね消耗品扱いで正しいという回答をいただいたので、そこそこのお値段でサイズに合ったものを購入しました。
長くダイビングを続けるつもりなら持っているべきもの:ダイビングコンピューター
ダイビングコンピューター
物理的には軽くても、出費的に一番大きいのが多分ダイビングコンピューター(以下ダイコン)。
最近はどんどん安くなっていて1万円ぐらいからありますが、私が買った約10年前はセールで8万円ぐらいしてました。
ちなみに買ったのはSUUNTOのGEKKO。もう流通してませんが、白くて丸くて可愛い。
なんか充電できたりUSBでPCに繋いでダイビングログをアップロードできるような機種も出てきてるみたいですね……いいなぁ。
物欲はさておいて、このダイコンは「年に1回でもいいからダイビングを一生の趣味にしたい!」と本気で思っているのならば、持っておくべき機材です。
国や地域によっては、ダイコンなしでのダイビングが禁止されているくらい重要。
もちろんレンタルできたりオクトパスにくっついていたりもしますが、使い方や見方がわからなければ意味ないですし、そもそもアメリカだと温度は°F、深さはフィートで表示されるのでダイビングログつける時に超面倒くさい。
あと過去のダイブログも残るので、ボートの上で過去のダイビングの話になった時にぴこぴこ操作して実際のログを見れるのもいいですね。
また、インストラクターやガイドとしても、個々人の安全停止時間がきちんととれてるかの確認ができるし次の潜水可能時間を確認できるため、より安全なダイビングができるので心強いのではないかと。
旅ダイバーにウエットスーツはいらないかも。
ダイビングショップではとにかく「自分のウエットスーツを持つべき!」と力説されますし、実際海外で何度かダイビングした経験から小さい人のサイズって本当にないんだなあと実感してますが、それでも旅ダイバーだとウエットスーツはちょっと無理。
無理な理由は主に次の3点。
- かさばる
- 荷造りまでにきちんと乾くかわからない
- 潜る場所によっては厚みが足りないかもしれない
- 手入れ&保管がめんどい
まず荷造り問題ですが、ウエットスーツは厚さが3ミリ以上あるので、めっちゃかさばります。
LCCで荷物を預けずに旅しようと思ったら、多分ウエットスーツとフィンだけで持ち込み荷物の大きさ&重量制限に達します。
また、帰りの荷造りまでにきちんと乾く保証もないし、そもそもダイビング後はすぐ家に帰るっと決まってでもない。
事実フロリダ旅行では最初の1週間でダイビングして、その後3週間テーマパークやら友人訪問とかやりましたからね。
で、若干でも水気を含んだスーツをバッグやスーツケースに詰め込んで怖いのはカビ。
旅行中にモノにカビが生えるとか地獄どころじゃない。
だったらかさばらず乾きやすいように薄いウエットスーツを買えばいいんじゃないのか?というとそう単純でもありません。
ウエットスーツって、確かに水は入ってくるけどその水に体温を移すことで保温する機能もあるわけです。
保温機能は今のところスーツが厚ければ厚いほど高いため、水温が低くならない20mぐらいまでのダイビングなら3ミリでもいいかもしれませんが、25m以下になると一気に水温が下がります。
そうなると3ミリだと一気に厳しくなる。
あと海が荒れた後は深いところの冷たい水が上の方までくることもあるため、15mも潜ってないのにめっちゃ冷たいとかありえるし、そんな中に30分以上いると低体温でかなりやばくなる。(クロアチアで経験済み)
なので潜る海やスポットが決まっていて、そのスポットの性質や水温を把握しているのならウエットスーツを持っていくのはありでしょうが、初めて行く海なら素直にレンタルした方が色々と楽です。
最後の手入れ&保管ですが、海水にどっぷり浸かるので、塩抜き&乾燥をきちんとしないと傷むの早いし、最悪カビます。
でもって普通の服と違ってぺたんこにはならないので、自宅で保管する際にもやっぱりかさばる。
こういった事情もあるため、旅ダイバーはウエットスーツはレンタルする方がいいと考えています。
おわりに
まだトータルで30本ぐらいしか潜ってないのであまり大きなことは言えませんが、やっぱり最低限の軽機材は自分自身のものを使うのがいいでしょう。
特にマスクはアジア人と欧米人で顔の大きさや形が異なるため、借りたものが合わない事故を避けるためにも絶対持ってるべきです。
マスクと一緒にシュノーケルとフィンがあれば、浜辺でシュノーケリングを楽しむこともできますし。