こんにちは。ヒサノアスカ(@AsukaHisano)です。
しばらく前からブログを始めたいと思いつつ、公私ともに色々大変だったことや、ここ数年ですっかり情弱化していたため さくらのレンタルサーバ ライトではWPが使えないと思い込んおり、記事の準備だけして実際のブログ設置は後回しにしていました。
ですがつい最近、何気なくネットで検索していたら普通にWPインストールするのと大して変わらない手間で さくらのレンタルサーバ ライトでもWPが使えると知り、更には無料SSLも設定できると知ったことで、永住許可申請をきっかけにこのブログを立ち上げることにしました。
今後ブログを増やす予定はないのですが、同じような理由でブログ運営に迷っている方の背中を押すためにも、手順をシェアしようと思います。
なぜさくらのレンタルサーバーライトプランにこだわるのか?
理由は一言、すでに十年以上使い続けいて、10GBの容量ですら持て余しているからです。
WPを使うためだけに、更に容量が余りまくるのが目に見えてる上位プランへの移行など考えられません。一気にお値段上がりますし(超重要)。
また、個人サイトで長年使っているサブドメインがあり、愛着もあるため、プラン変更でうっかり同じものを取り直せなかった場合のダメージを考えるとライトプランから安易に切り替えられません。
( さくらのレンタルサーバ
では、プラン変更時に現在使用しているサブドメインの移行ができません)
加えて個人サイトはHTMLとCSSを手打ちで構築してますし、過去には各種CGIをFTPでアップロードして設定したりしていたため、他のプランや他のレンタルサーバーが謳う「かんたんインストール」じゃなくても全然かまわない派です。
ぶっちゃけ、システムをDLして、追加アドインをDL・解答・フォルダを移動して、最低限の設定だけしてFTPでアップロードしたらパーミッションすら変えずに使えるWPのインストールは、いっそ感動すら覚えるくらい簡単でした。
強いて不満点を挙げるとすれば、膨大なファイルをアップロードするのに時間がかかった、という点でしょうか。
つまるところ自分で作業することに抵抗がないのであれば、安価で複数のWPを設定して運営できる さくらのレンタルサーバ ライトは、世間の評価はともかく、私にとっては十分満足できる環境なわけです。
実際のインストール手順
SQLいてIntegrationを使ったWordPressのインストール方法は以下のとおり。
- WordPressの日本語公式サイトに行って、Wordpress本体をDL・解凍する
- SQLite IntegrationをDL・解凍する
- SQLite Integrationを解凍するとできる「sql-integration」フォルダを、Wordpress本体を解凍してできた「wordpress/wp-content/plugins」フォルダに移動する
- 「sql-integration」フォルダ直下にある「db.php」ファイルを、「wordpress/wp-content/」フォルダにコピーする
- 「wordpress」フォルダ直下にある「wp-config-sample.php」ファイルを「wp-config.php」に変更する
- 「wp-config.php」ファイルをエディタで開き、WordPress.org純正の秘密鍵生成システムにアクセスし、表示された文字列を「wp-config.php」の該当部分にコピペする
- FTPでサーバーにアクセスし、Wordpressフォルダの中身すべてを希望するディレクトリにアップロードする
- WordPressのアップロードが完了したら、アップロードしたディレクトリ直下の「wp-admin/install.php」にアクセスする
- セットアップ情報を入力すればインストール作業完了
ね、簡単でしょう?
複数のWPインストールについて
ひとつのサーバーで複数WPインストールできるか気になったので、他のディレクトリにも同じ手順でもう一つWPをインストールしてみましたが、こちらのブログもあちらのブログも特に問題なく動いています。
さすがに10とか20とか増殖させるとなると、トラフィックや負荷が気になってくるため問題ないと保証できません。というかそんなに作るなら素直に上位プランを使いましょう。SQLite Integrationも万能ではないので大量トラフィックにどこまで対応できるか不明です。
ただまあ常識的な範囲で使う分には問題ないのではないのかなーと楽観視しています。
SQLite Integrationを使う事による注意事項
SQLite Integrationの公式サイトを確認したところ、このプラグインは小規模・中規模のサイト運営を想定していて、ちょっとひと手間いるようですがマルチサイトも使えるそうです。
ただし膨大なトラフィックへの対応はテストされていないため、バズや炎上を頻繁に起こす予定があるのであれば、動作が不安定になる覚悟をして使ってください。
またSQLite Integrationは数年単位で更新されていないため、WPやMySQL、SQLiteで大幅な変更が入った場合、将来的に使えなくなる可能性がゼロではないという事も念頭に置いておきましょう。
おわりに
「ブログを始めるならいいサーバーで!」と言われることが多いですが、そういった記事でおすすめされるサーバーは結構お高いのが多いです。
実際、いいサーバーを選べばアクセス制限もゆるく、また色々な特典があるので便利ではありますが、アフィリサイト等でガチに収益化を図るのでなければちょっと手を出しづらいですよね。
それなら さくらのレンタルサーバ
のようなMySQLのない安いプランで始め、上手くいきそうだとか続けられそうだと思った時点でMySQLの使えるレンタルサーバーに乗り換えるのも一つの手です。
とはいえ、ちゃんとした推奨動作環境ではないことによるデメリットはそれなりにあるので、試行錯誤しつつ、かつ自己責任で運用してくださいね。