移住を実行する前に現地での語学留学をすすめる3つの理由

こんにちは。ヒサノアスカ(@AsukaHisano)です。

 

チェコに限らず、海外への移住は人生における大きなイベントです。
しかも一度断行してしまうと、そうそう簡単に「やっぱり無理!」と止めるのも簡単なことではありません。
問題は、本当にその国で暮らしていけるかどうかは、実際に生活を始めてからでないとわからない、という点です。
そんな残念な結果を回避するためのプチ移住としてオススメなのが、半年から一年の語学留学です。
チェコの場合ベースになりますが、語学留学によるプチ移住を勧める3つの理由を説明します!

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プチ移住はワーキングホリデーじゃだめなの?

ワーホリでプチ移住して自分がその国に適正があるかどうかを見る、というのは悪い考えではありません。
ただ、自分の経験や周囲を見て思うのは、ワーホリって「現地でバイトできるから」という認識のため、事前に十分な資金を準備せずに勢いで渡航しちゃうケースがけっこう多いです。

しかも現地の言葉に通じていない場合、現地で語学学校に通うこともできますが、ほんの数ヶ月で現地の会社やお店で雇ってもらえるレベルの語学を身につけられる可能性は残念ながら低く、日本食レストランやアジア系の寿司レストランでブラックバイトに明け暮れるハメになりかねません。

他にも一年かけて国中を旅したい!という人も多いのですが、この場合経験できるのはあくまで旅行者としての経験であって、現地に住むという生活経験とはズレてしまいます。
移住の前段階としてワーキングホリデーをするのであれば、きちんと目的を念頭に置いた上でいろいろ計画しないと、ただ遊んだだけ、ただバイトに明け暮れてただけ、となってしまうのでご注意ください。

その1:きちんとした現地語を身につけることができる

海外移住の際、大きな障害となるのが言語です。
移住先が英語圏、もしくは英語が広く使われている国であればハードルは多少低くなりますが、残念なことに日本を含めて英語があんまり通じない国はいくらでもあります。
例えばチェコの場合、英語が使える場所は観光地のみと言っても過言ではありません。
地元の人達が主に使うスーパーや個人商店であれば、プラハのど真ん中にあるお店であっても、店員が英語に慣れていないケースは普通にあります。

そのため、日本人や英語を話せる人とだけ交流するのではなく、チェコ人に混じって生活をしたいと考えるのであれば、最低限チェコ語が使えるようになる必要があります。
買い物やレストランでのオーダーのためにトラベル会話を丸暗記したり文法の基礎中の基礎ぐらいであれば独学でも多少わかるようになるでしょう。

ですがチェコ語は日本語に匹敵するくらい面倒くさくてややこしくて難しい言語であるため、きちんとチェコ人とコミュニケーションできるレベルで身につけるにはやはり誰かから学ぶ必要が出てきます。
が、英語のようにチェコ人から習えばいいかと言えば、ぶっちゃけ英語ネイティブから英語を習う以上に難しいです。なにしろチェコ語の文法マジで鬼
実際、過去に何回かチェコ人の友人やチェコ人の同僚に文法について質問したことがあるのですが、まともな答えを得られたことは1回もありません。
「うーん、そういう使い方もできるかもだけどこっちの方がしっくりくるかなあ。なんでって?感覚
この感覚が語学を学ぶ上では重要なんですが、同時に感覚なんて理由では語学習得は難しいですよね。特に文法をしっかりやりたがる日本人としては、ある程度きちんとした説明が欲しいものです。
となると、やっぱりチェコ語のコースに通うのが一番となるわけです。
また、学校やコースに通うことでチェコ語を一緒に勉強したり練習する仲間や友人もできるので、交友関係も広がりますよ。

その2:実際に現地での生活を体験できる

語学留学の良い点は、数ヶ月から1年間現地で生活ができるという点です。
もちろんきちんと授業に出て、勉強して、宿題して試験も受けてと大変な面もあるのですが、同時に授業は午後の早い時間帯で終わるため、午後から夜にかけて自由時間が取れるというのが大きなアドバンテージです。
この時間を使って近隣の街や村へ日帰り旅行したり、いろんなイベントに参加するのもいいでしょう。そうすることでい、本来の行動範囲外・交友範囲外にいる人達と出会ったり交流することができるため、良くも悪くもその国の人達の素を見ることもできます。
同時に現地で自活することで、本当にこの国で暮らしていきたいのか、暮らしていけるのかをある程度見極めることもできるでしょう。

現実問題として、これまでパートナーと暮らすためにチェコにやってきた日本人とはそれなりの人数会ってきました。
その中で、ずっとチェコで暮らす覚悟でやってきたはずなのに「やっぱりチェコでの生活は無理」となって日本に帰ってしまう人は少なくありません。
日本に帰ってしまう主な理由は次のようなものです。

  • 交友関係が限られる(言葉の問題含む)
  • 行動範囲が限られる(特に都市部から離れた村に住んでいる場合)
  • サービスが悪い(日本と比べて)
  • いろいろなものが不便(日本と比べて)

また、チェコに来てから体調を崩して帰国を余儀なくされたという方もいます。
これは言語問題と医療方針の違いが原因となりますかね。
このように、チェコに来たはいいものの、結局チェコで生きていくのは無理だと諦めてしまうケースが本当に多い。

特に日本の便利な生活と同じレベルのあれこれをチェコに求める人は、ほぼ確実に帰国を決めます。
チェコに何年も住んで、チェコ人と結婚までしながら出産のために日本に帰って2年ほど暮らした結果、「もうチェコに戻りたくない」となってしまった人もいます。

当然ですが、チェコは日本ではありません。
文化も人種も人との距離も常識もモラルもサービスのあり方も、何もかもが異なります。
そこに日本を期待したり、日本を持ち込もうとする時点で、移住の失敗は目に見えています。

ただこれ、日本を出るまでは「ちゃんとわかってるし」と思っていても、実際に暮らしてみないと慣れ親しんだ日本とは異なるスタンダードを受け入れられるかはわからないのが問題です。
なので日々の生活だけでなく、実際に移住すれば短ければ半年に1回、長くても2年に1回やってくる外国人警察でのビザの更新手続きも含めて実際に経験しておくほうがいいでしょう。

ヒサノ自身、外国人警察はトラウマなので極力近寄りたくないし、チェコでの就職に際して起きた学歴問題に振り回された結果、内定辞退して日本に帰るという選択肢を真剣に考えたことすらあります。チェコのお役所マジで嫌い。
それでもなんとかなってくれたおかげで今がある。
本当に、人生って何がどう転がるのかさっぱりわからんですね……

その3:永住権申請の滞在年数に加算できる

他の国での永住権申請の条件は不明なのでチェコの場合、かつ長期滞在ビザが必要な期間(90日以上)チェコ語留学をして、かつ留学期間が終わった後も継続してチェコに住み続ける場合に限る、という厳しい条件が付きますが、語学留学の後も継続してチェコに滞在を続ける場合、永住権申請の基準となるビザ継続年数に留学年数も加算することができます。
特に長期滞在ビザの種類がOther(その他)となる語学留学は、ビザの期間をまるっと計上できるので、大学や大学院などの正式な学校に留学するよりも効率がいいです。

またチェコでの現地採用を目指す場合、すでにチェコに住んでいるというのはビザの手続きが多少なりとも簡略化されることや引っ越しにかかる時間や手間暇も含めてそこそこのアドバンテージになるため、日本や他の国から応募するより内定が決まりやすいかもしれません。
加えて公立大学付属の語学教育機関によるチェコ語コースの場合、コースの終了書が永住権申請の際に必要となる語学力検定の代わりになる可能性もあるのでそういった意味でもオススメです!
あ、あと経済的に余裕があるなら、就職活動に失敗しても語学学校に居座ることで滞在期間を引き伸ばすこともできるので、そういう意味合いでも語学留学はおすすめです。

思い立ったが吉日もいいけれど、急がば回れも真実

やりたいことがあるなら心に従ってとにかく動こう、みたいな風潮がここ数年SNSやブロガー界隈で盛り上がってるような気がします。
たしかに心や身体を壊すレベルのブラックに勤めてるのであれば、最悪生活保護を覚悟してでも即座に行動に移す必要はあるでしょう。
けれど海外移住ってのは、会社の辞令や亡命でもない限り、思い立った瞬間に行動に移さなければならないものではありません。

何より海外移住というのはリターン不明な割にハイリスクなので、右も左もわからない状態で勢いだけで実行に移すと、失敗する確率が跳ね上がります。
海外に移住すると決めたのであれば、まずはしっかり情報収集をした上で着実に、経済的にもお役所手続き的にも、何より心身ともに準備をした上で夢を叶えるための大きな一歩を踏み出してください!

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