チェコのビザを取得するには日本以外の国の無犯罪証明も必要!?

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こんにちは。ヒサノアスカ(@AsukaHisano)です。

今回は永住許可とは少し関係ないですが、チェコのビザを申請する際に重要となる無犯罪証明のお話です。
この記事を読まれている方の中には、仕事の都合だったりパートナーと一緒にチェコで暮らすためだったり留学だったりと、チェコのビザ取得のために情報収集されている方がいるかもしれません。
何かとややこしく面倒なビザ申請手続きですが、チェコでビザを取得する場合、気を付けておかないと大変なことになりかねない項目が一つだけあります。

それが「過去3年以内にチェコ以外の国に6か月以上滞在していた場合、その国での無犯罪証明+アポスティーユ(+公証チェコ語翻訳者によるチェコ語訳)」。

これ、グローバル企業であちこち出向に行っている(行かされている)人は簡単に引っかかりますよね。
また、ヒサノのようにあちこちワーホリや留学で行ってる場合も引っかかりやすいです。
実際ヒサノはデンマーク留学から帰ってきた1年後にチェコに来ることを決めていたため、当然がっつり引っかかりました。
カナダとデンマークの間に2年間日本滞在したのが幸いして、カナダのものは取得しなくてもよかったため、ほっと一安心。

さて、この条件に当てはまってしまった場合、何が問題になるのか、どうすればいいのかを今回の記事でご説明します。

何が問題になるのか

わざわざここでいう必要もない気がしますが、各国において手続き方法が異なる上、証明書が発行されるまでどれだけの期間がかかるか不明であるという点です。
ヒサノの場合はデンマークだったのですが、まずデンマーク在日大使館のホームページを確認し、情報がなかったためメールにて直接問い合わせました。
無犯罪証明書については最低限の情報とデンマーク警察の連絡先を教えてもらえたのですが、アポスティーユについては大使館では対応できませんのでデンマークの外務省に直接連絡してください、という返信を受けました。
ちなみにアポスティーユについて返信をもらうまで、合計3回、11月、1月、3月に問い合わせてようやくもらえた情報だった、ということから、情報収集と準備はどんなに早くからはじめても損はしないどころか遅れるよりはるかにましだ、と実感しました。

ちなみに「別に言わなきゃバレないんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、申請の際にパスポートの中身を細かくチェックされます。

在日大使館では確認されなくても、入国してから外国人警察でパスポートの中身を確認されますし、更新申請の際に出入国スタンプやビザのあるページはすべて確認されるため、新しいパスポートで申請する、とかでもないとバレる可能性大。

そして何かがきっかけでバレた場合のペナルティ、きっと想像以上に影響が大きいです。
なにしろシェンゲン加入国であるため、他のシェンゲン国への入国に制限かけられたりしたら目も当てられない。
悪いことは言わないので、正直に伝えて素直に必要な書類を入手しましょう。

どうすればいいのか

正直、ヒサノはデンマークのものしか取得していないので一概にああだこうだとは言えません。
ですがアドバイスをするとすれば、

  • 該当国の在日大使館のウェブサイトを確認する
  • もし情報が見つからないようであれば、在日大使館に問い合わせてみる

当然ですが大使館員の方々は多忙な上、無犯罪証明やアポスティーユの取得が必ずしも職務ではないため、問い合わせる際には礼儀正しく、自分の状況やどういった情報がいつまでに必要なのかを、わかりやすくまとめた上で問い合わせましょう。

デンマークの場合

ここで紹介しているのは2013年当時の手続き方法です。
現在は変更されている可能性があるので、必ず事前に確認してください。

無犯罪証明書

デンマーク警察に以下のものをメールかFaxで送ります。

  • 犯罪履歴(criminal recode)の発行を依頼する一文+自筆サインのスキャン
  • パスポートのコピー(写真のあるページ)
  • 送り先住所

これだけで、1週間ぐらいで国際郵便が届きました。
なんという迅速な対応……もうね、心から感動しました。
ちなみに費用は無料でした。国際郵便だったのに。デンマーク王国マジ太っ腹。大好きです

アポスティーユ

デンマークの外務省に以下のものを郵便で送ります。

  • 犯罪証明書
  • 宛先住所・宛名を書いた返信用封筒
  • 手数料を送ったことが証明できるもの

今はもしかすると変わっているかもしれませんが、今は名前も変わった当時のCバンク、海外送金学に下限がありました。
国際郵便送料含めて3000円とか4000円という手数料に対し、1万円以上でないと送金できないと言われました。
さすがにそれは払いすぎだろということで、デンマーク外務省さんに相談したところ、「であれば現金か国際小切手を同封してくれたらいいですよ」と返信いただけて解決しました。
こちらもほんの2-3週間でアポスティーユのついた犯罪証明が返送されてきました。
いやもう本当、デンマーク王国さんお仕事早いです。マルガレーテ女王様万歳!

今だったら Wiseがあるので、簡単・確実かつ安い手数料で送金できます。

チェコ語翻訳

さて、アポスティーユのついた犯罪証明を手に入れたら終わりではありません。
他の書類と同じように、チェコ語へ翻訳する必要があります。
ヒサノは当時、在日チェコ大使館がウェブサイトで紹介していた翻訳会社を頼りました。
ビザを申請しなければならないタイミングが迫ってきていたため結構な無理をお願いしたのですが、引き受けていただけて本当に助かりました。
当時の翻訳代は1枚6000~7000円。
ちなみに、書類が日本語の場合は素直に在日チェコ大使館が紹介している翻訳会社を頼るのが安全策ですが、書類が英語やドイツ語であれば、チェコの公証翻訳家を頼るのもアリです。
インターネットで検索すればいくらでも情報は出てきますので、一度調べてみるのも手です。

おわりに

これらすべての手続きが終わり、書類が手元に揃えばようやく煩雑な手続き終了。
いえ、もちろんこれからさらに面倒くさいビザ申請手続きが待っているわけですが、この難関さえ超えてしまえば、あとは比較的日本語で対応できる問題ばかり……な、はずです。
ビザ申請に挑む方、この記事を参考に外国の無犯罪証明という名の中ボスを倒して、ぜひラスボス(チェコビザ申請)に挑んでくださいね!

 

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