こんにちは。ヒサノアスカ(@AsukaHisano)です。
日本人でスキューバダイビングをしている人の大半は、日本、もしくは海外の日系ダイビングショップやダイビングセンターでオープンカードを取得したのではないでしょうか?
私自身も日本にてBSACのSports Diverまで取得し、その後グアムやクロアチアで海外ダイビングを経験しています。
なので今回もあんまり構えず南フロリダでのダイビングを考えたのですが……いろいろと予想外の違いがあって、結構びっくりしました。
このブログを読んでる方のどれくらいに需要があるのかは不明ですが、アメリカで実際にダイビングして初めて知ったことを共有します。
South Florida Diving Headquartersってどんなとこ?
South Florida Diving HeadquartersはFt. Lauderdaleからバス乗り継ぎで約1~1.5時間、車だと約30分の距離にあるPompano Beachのダイビングセンターです。
オフィス自体はSands and Harbor Hotel & Marinaの正面玄関入ってすぐ左手にありますが、機材等は小さな駐車場を挟んで左手側の建物で管理しているようです。
自社ボートも3隻あり、小型のダイビングボート1隻と大型のダイビングボート2隻とそこそこの規模のダイビングツアーが毎日催行されています。
現地に車で行く場合の注意事項は、ホテルに併設されている駐車場には荷物の載せ下ろし専用であること。
実際に車を置くのは目の前の道路の反対側にある広い駐車場を利用しましょう。
ダイビング予約の取り方は?
公式サイトトップページにある「Real Time Scheduling」を開くと、予約システムのトップページが表示されます。
ここで[To view our appointment scheduler as a Guest, Click Here!]の「Click Here!」をクリックすると大きなカレンダーが表示され、日時とどこでダイブするのかが表示されているので気になるものがあればクリックしましょう。
基本的に1つの予約で2ダイブ(wreck & reef)が含まれているので、1日2ダイブしたい場合は1か所の予約でOK。
欲張って4ダイブ以上したい場合は午前と午後のように、異なる時間帯を選んで予約しましょう。
ちなみに気になるダイビング料金ですが、私の場合は機材レンタル&2ボートで大体110~135 USD/日でした。
料金はイベントや当日乗る船の種類などで料金が変わるようです。
もし自分の機材持ち込みであれば、ダイブのみになるのでもっと安くなります。
ダイブサイトについて
Pompano Beach周辺はリーフもレックも実に豊富なようで、ダイビングカレンダーを見てもいろんな場所の名前が表示されています。
各ダイブサイトの詳細は公式サイトでもとても詳しく紹介されていて、地形や沈船以外にもダイビングスタイルや深度、必要なライセンスレベルも確認できます。
実際に私が潜ったサイトは以下のとおり。
- United Caribbean & Sancturary
- St. Patty’s Day Diving:Okinawa Wreck & Grouper’s Bend
- Lady Luck & Sunkist
ちなみに当初は1日目にOkinawa Wreckを希望してたのですが、当日朝にUnited Carribeanに変更になったとの連絡が……
ちょっぴりがっかりしていたものの、なんと翌日の聖パトリックデーダイビングで潜れました!
後からふと思ったのですが、この聖パトリックデーダイビングのメインダイブサイトがOkinawa Wreckになったので、ダイブサイト被りを避けるために変更したのかも?
South Florida Diving Headquartersのでダイビング体験
特に何も指定したりしなければ、バディと組んでのバディダイブとなるようです。
ペアやグループで参加する場合はその仲間たちと、一人で参加する場合は当日の参加者からガイドが「君はこの人(達)と一緒に潜ってね」と指示があるので、それに従う感じです。
自力でナビゲーションができるのであればリーダーシップを取るもよし、バディがやってくれるならお任せするもよし。
当然ですが、機材のセッティングは自分で行う必要があります。
レンタルの場合は機材室にて機材を誂えてもらい、ボートに運びます。
エアーは運んできてくれるので、所定の位置にてセッティングしましょう。
参加者が揃うと、ダイブサイトに向かう途中で船上ブリーフィングされます。
色々説明されますが、基本的にはダイビングスタイルや順路をざっくり頭に入れておけばいいかな?
自分でナビゲーションする場合はきちんと聞いて、カードなんかも見て地形やルートを把握しましょうね!
で、到着したらボートの後部からジャイアントフットで海に入って、ロープを伝って潜水。
その後バディとのんびり海中散歩をして、エアーが切れる前に浮上というのが一連の流れです。
もし水中で写真を撮りたいとか、ぜひ見たいものがある場合は、事前にバディに伝えて不満・ストレスのないダイビングを心がけましょう。
アメリカでダイビングしてびっくりしたこと
ある意味当たり前といえば当たり前なんですが、単位がいろいろと違いまして、あらためてカルチャーショックを受けました。
主なものを挙げると以下のとおり。
- 距離・深度がメートルではなくフィート
- 温度は当然華氏(°F)
- 気圧もbarでなくpsi
- psiなのでタンクの表示が3000とか
メートル・フィートや華氏摂氏はこれまでに経験していたのでそこまで衝撃でもなかったんですが(ブリーフィング中に潜る深さや移動距離を一々頭の中で計算しなおすのが若干面倒くさかったくらい)、気圧については衝撃でした……
何も考えずレンタルした機材をいつもどおりセットアップして残圧確認しようとしたところで完全に思考停止。
「え、なんで3000とかなってるの?普通200だよね?え?……あ!単位がbarじゃない!」
その後、バディとして組んだおじさんに「あの、残圧について伝えるときのハンドサインってどうするの……?いつも100単位でやってるから1000単位がわからなくて……」と相談したのですが、「うーん、僕もそのあたり適当だから、ゲージ見せてくれたらいいよ!」……って、え、それでいいんだ!?
まあ、1人のインストラクター対複数のグループだったりするとハンドサイン必須ですが(いちいち見てる間にエア消費するし)、2人・3人一組のバディだったらそれでもいいのかも……?
最低限のハンドサインや安全停止は覚えておこうよ!?
今回の旅では合計3日、6ダイブしてきたんですが、最後の日に組み込まれた男性二人組がひどかった……
ダイビングではいわゆるサムズアップ=上昇するのハンドサインなので、「大丈夫!」「OK」と伝えたい時はOKサインを出さなければなりません。
が、彼ら、普通にOKの意味でサムズアップしてたので、そのたびに「えーと、まだエアあってもうちょっと大丈夫って意味だろうから上昇じゃないな」とか考えるのが大変だった。
あと安全停止の概念があるのかないのか、DCをきちんと見ずに、別行動していた他グループの人たちにくっついて海面に出て行ってたので「え、この人たち大丈夫?本当に大丈夫?」とすっごく心配になりました。
バディの私がDC持ってるんだから、それ見て行動しようぜ……
ちなみにその時点であと3分の安全停止とDCに表示されていたので、前グループにいたインストラクターにサインで伝えた上できちんと待ったんですが、うーん。
ダイビング自体は楽しんでいたっぽいので、今後ちゃんと知識付けて安全なダイビングしてほしいなぁ……と、他人ごとなのにどうにもこうにも心配になってしまいました。
おわりに
最終日は海の状態やバディのおかげでちょっとお疲れモードになりましたが、全体的にはとっても楽しく充実したダイビングでした!
海外でダイビングというと特別なものと考えてしまいがちですが、言語と単位の違いはあれども基本的にやることは同じです。
ダイビングが好きで、ダイビングのための時間が取れそうなら、ぜひ現地のダイビングセンターを見つけて海外ダイビングを楽しんでみてはいかがでしょうか?