こんにちは。ヒサノアスカ(@AsukaHisano)です。
2018年11月1日から、チェコのワーキングホリデー申請受付が開始されています。
現時点で判明している情報はと言えば主に在日チェコ大使館のビザ情報のみです。
しかしこのビザ情報、中々に小難しく書かれており、ぱっと見では実に理解しづらい……
そして理解に困る項目もいくつか存在しています。
そこで今回は、2018年12月時点で在日チェコ大使館にて公開されている申請要項をざっくりとわかりやすく解説&不思議な点の紹介をします。
申請に際しては必ず在日チェコ大使館の情報を確認し、不明点については大使館に問い合わせるようにしてください。
チェコワーキングホリデーには誰が申請できるの?
チェコのワーキングホリデーには、以下の条件を満たす場合に申請できます。
- 日本国民である
- これまでにチェコでワーキングホリデービザを取得していない
- チェコへの渡航目的はあくまで休暇
- チェコワーキングホリデービザ申請日時点で18歳以上30歳以下
- 同伴ビザが必要な家族は伴わない
- パスポートの有効期限が滞在予定期間よりも3か月以上先
- 往復の航空券か帰りの航空券を買えるだけのお金がある
- 最低でもチェコでの最初の1か月分の滞在費用が銀行口座にある
- 健康である
- チェコで使える医療保険を持っている
- 前科持ちじゃない
- ビザの申請費用が払える
もっと簡単にまとめるとこんな感じ。
- チェコワーホリに申請時点で18歳以上30歳以下の健康な日本人
- 十分な有効期限の残ったパスポートを所持してる
- ビザの申請費用とチェコで1か月分の滞在費、帰国用の航空券を自力で賄えるだけのお金がある
- チェコで病気・ケガをしても大丈夫な保険がある
- 犯罪者はお断り!
チェコのワーキングホリデー申請に必要な書類は?
在日チェコ大使館の情報にによると、必要書類一覧は次のとおりです。
- ビザ申請書(https://www.mzv.cz/tokyo/ja/x2005_07_07_5/x2005_07_07/x2010_08_31.html)
※28 滞在目的には「その他(Ostaní/Other)」に印をつけ、「記述する(Specifikujte/Specify)」の欄に「ワーキングホリデー―日本(Pracovní dvolené – Japonsko)」と記入 - 滞在予定期間+3か月の有効期限と空白ページが2ページ以上あるパスポート
- パスポートサイズの写真2枚
※1枚は申請書貼り付け用、もう1枚は名字を印刷/タイプしたもの - 33,000czk(164,780円)以上の口座残高証明
- クレジットカード/デビットカードのコピー
- 滞在期間をカバーし、60,000ユーロ(約8百万円)以上の保証金額のある旅行医療保険加入証明書(ビザ受取り時に提出できればOK)
※医療保険はチェコ・EU圏・日本のいずれの旅行保険会社から購入してもかまわないが、チェコ・EU圏から購入した場合は旅行医療保険加入証明書には、保険契約及び一般保険約款のチェコ語の認証翻訳を添付 - 犯罪歴証明書
この中で、口座残高証明、保険の書類、犯罪歴証明書はチェコ語訳が必要です。
ちなみに現時点でのワーホリビザ申請費用は無料とのことです。
チェコワーホリの申請書類一覧で???となった項目
さて、ヒサノがこの申請書類について理解が及ばなかったのが、青でラインを引いた2点。
まずは名字を印刷/タイプしたパスポートサイズの写真。
この名字を印刷/タイプというのが、表面なのか裏面なのかがわからず、また名字は日本語でいいのかアルファベット表記なのかも不明。
あと印刷/タイプとあるけれど、セブンのプリンター使った証明写真印刷ならともかく、普通に証明写真撮った場合、表にも裏にも印字とかできないよね?
それとも最近の証明写真では名前の印字ができるようになってるのか……?
次に???となったのが保険のチェコ語翻訳について。
状況をわかりやすくするために原文を転載します。
旅行医療保険は、次のいずれかから購入することができます。(a)チェコ共和国において当該保険の販売を認可されている保険会社(当該保険会社一覧はチェコ国立銀行に備えられています。)。(b)欧州連合加盟国若しくは欧州経済領域に関する協定締約国において当該保険の販売を認可されている保険会社。(c)日本において当該保険の販売を認可されている保険会社。上記(a)又は(b)に該当する会社から保険が取得される場合、旅行医療保険加入証明書には、保険契約及び一般保険約款のチェコ語の認証翻訳を添付し、旅行医療保険の存在、補償範囲、保証金額(60,000ユーロ(約7,707,000円)以上)、及び再保険又は自己負担額がないことを証明するものとします。
色々まとめて書かれてるのでものすんごく読みづらいですが、これを見やすく・わかりやすく書き直すとこんな感じ。
(a)チェコの保険会社
(b)EU加盟国の保険会社
(c)日本の保険会社。
このうち(a)と(b)から保険を購入した場合は、保険契約と約款のチェコ語認証翻訳を添付して要件を満たしている保険だと証明してください。
チェコの保険会社から医療保険を購入したなら普通にチェコ語の書類が付いてくるから翻訳がそもそも不要。
でも対象外となってる(c)の日本の保険会社を使った場合、当然各書類は全部日本語だけど翻訳はいらないの?
ワーホリビザ申請ではビザを受け取る際に見せればいいだけなのですが、多分このチェコ語翻訳、チェコに来てから外国人警察で入国登録する際にちゃんとした保険を持っていると証明するために提出するものです。
とすればやっぱり日本の保険会社で旅行医療保険に加入した場合の書類のチェコ語翻訳は必要なはずなんですが……
あと記載がないのですが犯罪歴証明はアポスティーユいらないのでしょうかね?
これら3点についてどなたか何か情報をお持ちでしたら、ぜひ提供願います。
チェコワーキングホリデーの申請方法は?
特別どうこうとは書かれていないので、普通のビザと同じ流れだと想定してます。
- 在日チェコ大使館にビザ申請の予約を入れる
- 予約した当日の午前中に在日チェコ大使館に行って、窓口でパスポートを含めた書類全てを提出して手続きを進める
※この時すべての書類がきちんと揃っている必要あり
※翻訳認証が必要なものは、この場で申し込むことができる(有料) - ビザが下りたら連絡が来るので、ビザが貼付けられたパスポートを取りに行く
ちなみにビザの承認を待つ間に海外旅行に行くなどでパスポートが必要な場合はパスポートを持ち帰ることはできますが、その後、あらためて在日チェコ大使館に提出しなければなりません。
ビザが下りたという連絡があったからとパスポートを持って行っても、即日でビザがもらえるわけではないことにご注意ください。
おわりに
まだ募集要項が発表され、申請も開始されたばかりなため、申請に関する詳細や実際に申請した経験談はほとんどありません。
それでもこのチェコワーホリが始まるのを心待ちにしていた人たちはいるはずです。
申請書類のおかしな点をあげつらってる感が強い記事ではありますが、チェコワーホリ希望者にとって少しでも助けになれば幸いです。
チェコポータルにてワーキングホリデービザに関するより詳細な記事を公開しました!
この記事で上げた疑問点についてもきっちりカバーしていますので、ワーホリ申請に興味がある方は、ぜひこちらもご参照ください。